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サマークラーク(サマクラ)/サマーインターンって具体的に何するの?

サマークラーク(サマクラ)/サマーインターンって具体的に何するの?

将来、大手の法律事務所に就職されたいのであれば「サマークラーク(サマクラ)」を利用してみて下さい。

サマクラとは、ロースクール在学中の学生などを対象にした、夏期休暇中の法律事務所での研修制度です。

実は大手の法律事務所に就職するとき、この「サマクラ」が非常に重要な意味合いを持ってきます。

今回はサマークラークとは何か、その重要性などをご説明します。

サマークラーク(サマクラ)/サマーインターンとは?

サマークラークとは、大手の法律事務所などで行われている夏期研修制度です。

ロースクール在学生などが対象であり、夏期休暇中に1週間程度、事務所内で研修を行います。一般の「インターンシップ」と同様の制度であり、「サマーインターン、サマーアソシエイト、サマープログラム」などと言われるケースもあります。

対象者はロースクール在学生が主となりますが、修了生や予備試験合格者、司法試験受験生などを受け入れている事務所もあります。

サマクラの多くは東京の大手事務所で行われますが、三大都市圏や福岡、その他の地方でも実施されている例があります。

学生にとっては弁護士実務に触れられて、就職を希望する法律事務所の様子を確認し、自分を売り込むチャンスにもなる貴重な機会です。

自分を売り込むチャンスにもなる貴重な機会

サマクラのプログラム、手当、期間や時間はどれくらい?

1.サマクラのプログラム(実施される内容)

サマクラでは、どのようなプログラムが組まれているのでしょうか?

事務所によっても異なりますが、多くのケースにおいて、学生は事務所の弁護士の業務の基本的な部分を手伝います。判例検索、文献の調査、簡単な契約書や準備書面、弁論要旨などの法律書面作成業務などが主です。

弁護士の法律相談に同席したり委員会活動についていったり裁判所に同行したりするケースもあります。学生が希望を言うことも可能です。

2.サマクラの期間

サマクラの期間は多くのケースで1週間程度です。ただ、2週間などの長期の事務所や2,3日など短期の事務所もあります。勤務時間は午前10時から18時くらいまでが標準ですが、午後から始まるケースもあります。

3.手当

サマクラでは手当も出ます。金額は1日1万円程度か、それよりも低い金額の事務所もあります。交通費も出る事務所と出ない事務所があり、ケースによって待遇が異なるので事前に調べておくのが良いでしょう。

サマクラ先を選ぶポイントとサマクラの重要性

サマクラ先を検討する際には、自分が就職したい事務所を選びましょう。サマクラは単なる研修ではなく「就職活動」の一環としての役割も果たしているからです。事務所側も、サマクラで気に入った学生にそのまま内定を出したりしています。ロースクール在学中からすでに四大事務所への内定が決まっている学生がいるのです。

実際に参加してみるまでは就職したいかどうかを決められないでしょうけれど、関心を持てそうな事務所を選んで応募しましょう。

サマクラで事務所側は何をみている?

サマクラで事務所が学生に目をつけるとき、何を見ているのでしょうか?

もちろん仕事ぶりが重要なことは明らかです。ただ学生ですから、それほど飛び抜けて弁護士実務をこなせることは、通常ありません。

重視されるのは、人物や協調性、事務所の雰囲気に合うかどうかなどです。今後事務所に入ってもらって自分達と一緒に仕事をしていける人材かどうか、昼食などを共にしながらみられていると考えましょう。

サマクラQ&A

Q1.サマクラに参加するロースクール生は多いのか?

ロースクール生がみなサマクラに参加するわけではありません。サマクラを実施している事務所は東京に集中していることもあり、地方ではサマクラに参加する学生がほとんどいないロースクールあります。

サマクラに行きたいなら、周囲に流されず自分で積極的に情報を収集して応募する必要があります。

Q2. サマクラの応募方法は?

まずは書類選考を行い、次に面接、その後決定されるケースが多数です。

必要書類としては、履歴書や成績(大学とロースクール)司法試験短答の結果を提出します。

毎年3月くらいから募集が開始されますが、司法試験後に募集が始まるケースもあります。

個別の法律事務所のHPを確認して募集時期や応募方法を調べましょう。

サマクラは、学生が実際の弁護士業務に触れられて内定をもらえる可能性もある貴重な機会です。積極的に応募してみてはいかがでしょうか?

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