ブラック事務所の抜け出し方!

ブラック事務所の抜け出し方!

最近では、弁護士でも就職先が「ブラック事務所」というケースが増えています。

しかし事務所がブラックかどうかは、自分ではなかなか判断がつきにくいものです。またブラックだとわかったとき、どうやって事務所を抜け出せば良いのかも問題です。

今回は、若手弁護士の方に知っておいていただきたいブラック事務所のパターンと抜け出す方法をご紹介します。

もう耐えられない!

ブラック事務所のパターン

まずはブラック事務所のパターンとしてどのようなものがあるのか、みていきましょう。

搾取される

もっとも多いのは、時間やお金、労力を搾取されるパターンです。たとえばボスは午後からしか来ない、もしくは依頼者対応しかせず、その他の起案や調査、接見、期日などの実労働はすべてアソシエイトに丸投げします。毎日終電を超えて働かされ、正月もお盆も関係なく、ボスは休んでいるのにアソシエイトだけが馬車馬のように働かされて給与も低いケースが多数です。しかも個人事件は全額上納するように言われるようであれば、転職を考えた方がよいでしょう。

パワハラ

ボスからパワハラを受けるパターンもあります。何か言おうものなら怒鳴られるので、自由に話をすることもできません。とうていこなせるはずのない大量の仕事を与えてきて気に入らなければ怒鳴りつけ、平気で嘘をついたり依頼者ともめたらアソシエイトのせいにしたりする経営者弁護士もいます。

給与を「貸付金」と言ってくる

中にはアソシエイトに対する給料を「貸付金」扱いにして、後から返還請求しようとする経営者弁護士もいるようです。そのようなおかしな雇用条件を提示されたら、絶対に受けてはなりません。

取扱い事件に問題がある

事務所の取扱い事件に問題があるケースもあります。非弁提携は論外ですが、悪徳業者の代理人として消費者を黙らせる仕事、貸金業者の代理人となってみなし弁済などの無理矢理な主張をする仕事、暴力団の民事事件の代理をしている場合などもあります。

そのような仕事を手伝って色がついてしまうと、その後のあなたの弁護士人生に悪い影響が及んでしまうので、早めに退職すべきです。

退職したいと言うと「懲戒する」と言ってくる

中には、アソシエイトが退職したいと言うと「懲戒請求するぞ」と脅してくる弁護士もいるようです。

退職”願"と退職"届"には気をつけましょう

ブラック事務所の抜け出し方

ブラック事務所を抜け出すには、以下のような手順で進めましょう。

周囲に相談する

まずは、周囲に相談することが何より重要です。一人で抱え込んでいても解決できません。

同期や先輩、会派や委員会の弁護士、弁護士会などで相談しましょう。若手が困っていたら助けてくれる弁護士もたくさんいます。

次の行き先を確保する

相談した結果「やはりブラック」であることが判明して退職することになったら、次に身の振り方を考えましょう。経験年数が浅ければ別の事務所を探しても良いですが、思い切って開業してしまうのも1つの方法です。同期と一緒に開業したり、すでに開業している人に合流させてもらったりすることも可能です。最終的に身の振り方が決まらない場合には、いったん自宅開業としましょう。

退職を申し出る

次に、勇気を出して経営者弁護士に退職を申し出ます。恐怖を感じることもありますが、このステップを踏まないと前に進めないので頑張ってください。相手が弁護士なので、暴力を振るわれたり殺されたり監禁されたりすることはないので、勇気を出しましょう。

許してもらえなくてもやめる

退職したいと言うと、「懲戒するぞ」などと無茶な引き止め方をする弁護士もいるようですが、退職は懲戒理由にならないので放っておいても大丈夫です。できれば円満退職したいところですが、どうしても許してもらえないなら喧嘩してでも退職すべきです。

そのボスから独立後に事件を回してもらうわけでもないので、喧嘩別れしてもダメージは小さいです。事前に多くの人に相談をしていれば、周囲にもあなたの正当性をわかってもらえるでしょう。

円満退職へ

まとめ

ブラック事務所で疲弊していても、良いことは1つもありません。悩んでいるなら周囲に相談して、早めに悪い環境から脱却しましょう。

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